サラリーマンのすらすらIT日記

IT関連を中心とした日々を綴ります。
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2012/10/08

まだ日本は大丈夫だが...

今日のビッグニュースは、なんといってもノーベル賞受賞!数年前から何度も取りざたされていたiPS細胞の山中伸弥教授がついにノーベル医学・生理学賞を受賞されました

山中教授の受賞会見を聞いていると、日本の支援がなければ受賞できなかったとの研究費支援に対する感謝の言葉が目立ちました。これを聞いて思い出したのが、藤原正彦さんのエッセー。

基礎研究を支援している国はノーベル賞を受賞できる、といった論調のエッセーを読んだ記憶があったと思ったので探してみると、「大いなる暗愚」と題する新潮文庫に収められている「自国でノーベル賞をまかなえる国」というエッセーがそれでした。

2009年に書かれたエッセーで、前年に益川敏英氏がノーベル物理学賞を受賞された際の、同氏の「私が海外に行ったことが一度もない」「私は英語ができません」との言を挙げた後、湯川秀樹氏や福井謙一氏も日本で書いた論文がノーベル賞の対象になったとか、数学者の小平邦彦氏もフィールズ賞に結びつく研究はすべて日本でなしとげたと書かれています。つまり日本は研究水準が高く、基礎研究にも力を入れている、そのための教育制度や経済的支援があったからということです。

ただノーベル賞受賞という結果が出るのは、多くの場合およそ30年後(山中教授の場合は、かなり早く結果が出たようですが)。つまり今受賞できているのは、30年前の教育制度や国の支援があったから。ところが今はすぐに結果の出る研究に多くの予算が回され、基礎研究にはなかなか予算が下りない。したがって基礎研究に携わる学生や若い研究者は徐々に減ってきているのが現状で、30年後の日本は自国でノーベル賞がまかなえない国になるだろうと、藤原氏は懸念されています。

まだ日本は大丈夫かもしれません。しかし10年後、20年後さらに30年後はどうなのか...山中教授はそういったことを痛感されているのではないか、この会見を機会に多くの人に現状を知ってもらおうと思われたのではないか...そういうことを考えさせられた受賞会見でした。

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