サラリーマンのすらすらIT日記

IT関連を中心とした日々を綴ります。
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2013/02/27

「嘔吐」を読み終えました

先日「嘔吐」を読み終えました。2月中に読み終えるという目標は達しました。ただストーリーが面白かったか、読後感はどうだったかというと、それほどでもありません。哲学者が書いた面白みのない小説だと、Webで誰かが言っていたような感じは、無きにしもあらずです。

印象に残った表現などを書いておきます。

1.ある日曜日に「ウジェニー・グランデ」を手にビアホールに行ったロカンタンは、本を読みながら周りの客の話を聞いている。「ウジェニー・グランデ」の一節と客の会話が交互に書かれているという、私には見たことのない表現手法。引用された「ウジェニー・グランデ」は戻り読みになっている。これは面白いと思いました。

2.ロカンタンの内面を哲学的に記したかと思えば、次には情景描写があるという、不思議な構成。カミュの「ペスト」にもそういう箇所があります。哲学者が書く小説の共通点かも。

3.ある日の日記に「記すことなし。存在した。」の一行だけ。原文を見ていないのでなんとも言えませんが、読んだ印象としては「我思う、ゆえに我あり」みたいなものでしょうか。

4.アニーに再会する前日の日記、『「鉄道員さんたちの店」にて。私の乗る汽車は二十分後に発車する。蓄音機。冒険の強烈な印象。』この箇所以外にもある、名詞の羅列による表現。「よこはまたそがれ」の歌詞にある名詞の羅列を連想しました。

こうやって表現の面白さを挙げていくと、ストーリーがどうかというより、表現の面白さを楽しむ類の小説なのかもしれません。サルトルはフォークナーを愛読していたようですから、小説の表現方法には関心があったはずですし。

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