サラリーマンのすらすらIT日記

IT関連を中心とした日々を綴ります。
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2013/04/06

プロコフィエフに影響を与えた「ワルトシュタイン」の転調

昨日「ワルトシュタイン」のことを書く時に、CDやYouTubeでいくつかの演奏を聴きました。その時に発見したのが、この曲の冒頭の転調がプロコフィエフに影響を与えたのではないかということ。以前から不思議な転調だということは気がついていたのですが...

「ワルトシュタイン」の冒頭部分の楽譜を掲げておきます。



ハ長調で始まるのですが(1〜2小節)、すぐにト長調に転調(3〜4小節)。ここまでは普通の転調ですが、そのあと長二度下がって変ロ長調になり(5〜6小節)、ヘ長調に(7〜8小節)変わるというのは、当時としては珍しい転調です。長二度は隣り合った調ですが、音楽的には遠隔調。ベートーヴェンはピアノの即興演奏において転調の名手だったのですが、こういう形で作品にまで現れていることに、初めてこの曲を聴いた頃は驚いたものです。初めて聴いたのは高校時代で、当時は近代・現代ものを聴いていなかったので、他の作曲家に影響を与えたとは知る由もありませんでした。

後年、プロコフィエフなどの近代・現代ものを聴くようになりました。プロコフィエフといえば、長二度下への転調がお得意のパターン。有名なところでは「古典交響曲」第1楽章の冒頭、ニ長調でテーマを一通り奏でた後、いきなりハ長調に転調してテーマを奏でる箇所。他には「ピアノソナタ第7番」の第2楽章、ホ長調のテーマ提示の後、ニ長調で再び出現させています。どちらも近代的な転調だと思ったものですが、先鞭を付けたのは上述の「ワルトシュタイン」というわけで、おそらくプロコフィエフは「ワルトシュタイン」の影響を受けたのだと思います。

私が自力で発見したこととはいえ、さすがにこれに気がついている人はいるだろうと思って調べてみると、『「ワルトシュタイン」ソナタのロシア作曲家への影響』というブログがありました。こちらで挙げられている曲は知りませんが、これらの曲が「ワルトシュタイン」にある「同音連打」と「遠隔転調」の影響を受けていると。この記事の何ヶ所かで「転調」と書くべきところを「移調」と書かれています。作曲家の方が書いた内容ですが、これは間違いではないかと思います。内容がいいだけに残念です。

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