サラリーマンのすらすらIT日記

IT関連を中心とした日々を綴ります。
--/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2013/05/28

「抽象代数の歴史」を読んでいます-その5

この本の中で、その生涯にわたる業績をもっとも高く評価されている数学者は、エミー・ネーターでしょう。第6章は「エミー・ネーターと抽象代数の創成」というタイトルになっていますが、この本の章タイトルで人名が挙げられているのは、この章だけ。中身を読んでも賛美の言葉の連続です。

6.5「ネーターの遺産」には、様々な数学者のよるネーターへの賛美の言葉が挙げられています。

アレクサンドロフ:彼女こそがわずらわしい代数計算ではなく、単純で一般的な代数的諸概念の言葉で考えることをわれわれに教えたのである。

ワイル:代数学におけるネーターの重要性は、彼女自身の論文を読むだけではわからない。彼女は人を強く鼓舞する力を持っていたので、彼女の示唆したことの多くは、彼女の生徒たちや共同研究者たちの仕事ではじめて明確な形をとった。

アレクサンドロフとホップネーターの一般的洞察力は彼女の専門である代数学に局限されるものではなく、彼女に接するすべての人に影響を与えた。

ジェイコブソン:アレクサンドロフとホップはネーターに勧められて、組み合わせトポロジーに群論を導入し、当時すでにあった単体ホモロジーを、結合係数行列という具体的な道具立ての代わりに群論の言葉で定式化した。(※1)

アレクサンドロフ:ポントリャーギンの数学的才能を引き出す上でのネーターの力の痕跡をたどるのはそう難しくない。すなわち、ポントリャーギンの研究から感じ取られる代数的芳香は、疑いもなくネーターとの交流から得られたのである。(※2)

さらには、今では代数学の名著とされている、ファン・デル・ヴェルデンの「現代代数学」が、ネーターとアルティンの講義に基づいているとも書かれています。

この本の最後に、6人の数学の伝記が紹介されていますが、その掉尾を飾るのがエミー・ネーター。その内容は後日紹介します。

(※1)アレクサンドロフ/ホップの名著「Topologie」を念頭に置いている。
(※2)ポントリャーギンの名著「連続群論」を念頭に置いている。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

  • URL
  • コメント
  • パスワード
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:http://sookibizviz.blog81.fc2.com/tb.php/1574-de4c9944

■  カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

■  プロフィール

sookibizviz

Author:sookibizviz
仕事の内容やソフトの紹介を交えながら、日々の悪戦苦闘を綴っていきます。

■  最新記事

■  最新コメント

■  最新トラックバック

■  月別アーカイブ

■  カテゴリ

未分類 (64)
BizViz (24)
IT (1119)
計量 (76)
環境 (26)
数学 (181)
ニュース (46)
本 (187)
音楽 (113)
囲碁 (5)
将棋 (26)
ブログ (14)
日記 (19)

■  FC2カウンター

■  検索フォーム

■  RSSリンクの表示

■  QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。