サラリーマンのすらすらIT日記

IT関連を中心とした日々を綴ります。
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2013/08/16

「ローマ帽子の謎」の読み比べ−その1

角川書店刊「ローマ帽子の秘密」を買いました。以前読んだ創元推理文庫版との読み比べです。

 

新訳を見て気がついたのが、目次のあとの「主な登場人物」。この人物一覧は創元版とは違います。面白いのは、タイトルのページのあとにもエラリー・クイーンによる「捜査に関連する登場人物目録」があること。そこには単に登場人物の名前だけではなくて、人物に対する"一言"が載っています。例えば

ウィリアム・ピューザック・・・簿記係。いささか頭が弱い。
ドイル・・・頭が働く警察官。
イヴ・エリス・・・友情はうわべだけのものではない。
スタットガード医師・・・観客のなかには決まってひとりは医者がいる。


など。また、ローマ劇場の見取図も載っています。創元版にはこういったものはありませんでした。これは"エラリー・クイーンによる"と書かれているので、新訳の方が原本に忠実ということになります。

角川版の「ギリシャ棺の秘密」と同様、巻末の解説は飯城勇三氏。ここでも充実した解説を披露しています。ネタバレの解説もありで、既に読んでいる私は先にこちらを見ました。それによると旧訳は訳し方が悪くて、推理に必要な情報を読み取ることが至難であると明かされています。確かに創元版の井上訳では、正しく読み取ることは無理そうです。それに比べて新訳では、その部分が明快に訳されているので、その情報がよくわかります。

海外の文学を翻訳で読むときには、複数の翻訳にあたるべし、と大学の講義で習いました。それは訳者によって訳語が違っていて、あるときには不適切な訳のため真意がつかみにくい(つかめない)ことがあるためとのこと。推理小説でもそれは同じだということがよくわかりました。

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