サラリーマンのすらすらIT日記

IT関連を中心とした日々を綴ります。
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2013/08/27

「ローマ帽子」でも論理的なエラリー・クイーン

以前「ギリシア棺の謎」で論理的な推理を披露するエラリー・クイーンについて書きましたが、「ローマ帽子」でも同様です。

以下では直接結末の真相に触れる内容はありませんが、途中の物語の流れに言及することになりますのでご注意を。

殺人現場に帽子がないことに気がついたエラリーは、なぜ帽子がなくなったのか、それは犯人が持ち去ったと結論します。持ち去ったのには二つの理由が考えられ、一つは帽子自体に犯人を指示する何らかの標識がある、もう一つは帽子になにか犯人がほしかったものが入れてあったというものです。さらにエラリーは、犯人が被害者の帽子の重要性をあらかじめ知っていなかったと結論します。その理由として、あらかじめ知っていれば代わりの帽子を用意するとか、帽子の中にあるほしかったものを切り取るためのナイフのようなものを用意していたはずだと

厳密に言うと犯人が持ち去ったと結論する箇所は、多少飛躍があるような気もします。なぜ第三者が持ち去ったことに言及しないのかという点です。ともあれ、作者エラリー・クイーンが処女作から論理的な推理を披露する点は、先輩作家であるヴァン・ダインを凌駕するといえます。ファイロ・ヴァンスは論理的でない"決め付け"が多く、たまたまそれが当たっていたからいいようなものの(というか、自分で作品を作っているのだから、どうにでも結論できるわけですが)、実際の犯罪推理としては稚拙さを拭えません。ところがクイーンはこのヴァン・ダインの欠点を見事に克服していて、天と地の差を感じます。

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