サラリーマンのすらすらIT日記

IT関連を中心とした日々を綴ります。
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2013/09/20

「翻訳はいかにすべきか」を読んでいます−その2

この本の巻末には、二葉亭四迷の「余が翻訳の標準」というエッセーが載せられています(原文は旧字体ですが、ここでは新字体で引用します)。このエッセーには以前引用したように「原文にコンマが三つ、ピリオドが一つあれば、訳文にもまたピリオドが一つコンマが三つという風にして、原文の調子を移す」と書かれています。以前の記事では、これを"原典至上主義"と書き、逐語訳であるかのように考えていましたが、その後の文章を読んでいくとそうとは言えないものでした。

二葉亭四迷は上述のやり方で翻訳を進めていったのですが、出来上がった結果は「実に読みづらい」。出来栄えが悪く世間の評判もよくないものでした。そしてツルゲーネフの詩想をもとに「いたずらにコンマやピリオド、又はその他の形にばかり拘泥していてはいけない。まず根本たる詩想をよく呑み込んで、然る後、詩形を崩さずに翻訳するようにせなければならぬ」と結論し、これを翻訳の標準としています。柳瀬氏の翻訳もこの標準に則っているのだと思います。

この本にも載っていて、また「翻訳家の仕事」にも紹介されていたのが、翻訳家の大御所、中野好夫氏です。シェークスピアやモームの翻訳をたくさんされていたという程度の認識しかなかったのですが、この人の翻訳はすごいらしい。柳瀬氏がすごいというくらいですから。この人の翻訳を読んでみたいものです。

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