サラリーマンのすらすらIT日記

IT関連を中心とした日々を綴ります。
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2014/01/20

小説と評論の総合はプルーストだけではないのだが...

「花咲く乙女たちのかげに」は100ページほど読みました。主人公の私が初めて演劇を鑑賞し、それについてノルポワ氏と話す場面がようやく終わったあたりです。ノルポワ氏が演劇論、芸術論を吐露するこの場面は、ノルポワ氏の言葉を借りて作者プルーストが自身の考えを述べているのでしょう。そう考えると、これまでより多少は読みやすい。巻末の訳者の解説では、この小説は「小説と評論の総合である」と書かれています。登場人物の言葉を借りて作者が自身の考えを吐露するというのは小説には時折あることで、ロマン・ロランが自著「ジャン・クリストフ」の中で、主人公がベートーヴェンを高く評価する一方で、バッハやブラームスに批判的な意見を述べる箇所があるのもその一つです。そこでふと思い出したのが、以前ブログ記事にも書いた、ヴァン・ダインの持論

ヴァン・ダインは自著「カブト虫殺人事件」の中でファイロ・ヴァンスの言葉を借りて、唐突なトスカニーニ批判をやり始め、友人のマーカムを苛立たせます。作者ヴァン・ダインもトスカニーニに対して批判的だったのでしょう。ある意味プルーストと同じやり方を取っているのですが、プルーストが高評価を得ているのに対し、ヴァン・ダインはほとんど評価されていません。純文学と推理小説の違いのためか、あるいは洞察力の違いのためか、著者の人間性の違いのためか、あるいはこれらすべてが評価の違いの理由かもしれません。

ともあれ、今のところプルーストは読み進められそうです。

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