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サラリーマンのすらすらIT日記

IT関連を中心とした日々を綴ります。
2010/03/22

ディープブルーはずるい!

昨日、ディープブルーのことを書きましたが、「人間と機械」を読んでいくうちに、ディープブルー陣営はずるいのではと思いました。

1.対戦前にディープブルー陣営は、ディープブルーが指した棋譜を公開しなかった。再三の公開要求にも応じなかった。

  ディープブルー側はカスパロフの棋譜を研究していたはず、フェアではない。

2.ディープブルーは「待った」をした。

  1996年の6番勝負(これはカスパロフが3勝1敗2引き分けで勝った)の第2局、第6手目でdxc4と指すべきところをcxd4と指した。これはディープブルー陣営の伝達ミスだったようですが、本来意図した指し手に戻すようカスパロフに依頼した。カスパロフは動揺したようですが(本には「動揺」とありましたが、本当は怒ってたと思います)、我慢してこれに応じた。それでもこの第2局はカスパロフが制した。伝達ミスであろうと待ったはいけません。

3.1997年の第2局で棋風が変化したディープブルー。パラメータをいじったのか、それとも人間の介入があったのか、それを明らかにしなかったディープブルー陣営。

  第2局の指し手に第1局とは全く違うものを感じたカスパロフ。これは人間のプレイだ、と直感したカスパロフは、ディープブルー陣営にコンピュータの思考であることを証明するプリントアウトを要求したが、ディープブルー陣営は応じない。再三の要求にも拒否し続け、それに苛立ったカスパロフ。続く対局に心理的な負担となり、最後の第6局に致命的な失敗を犯し、短手数で投了したカスパロフ。

4.1997年の対局に勝ったから、次はもう再戦しないというディープブルー。勝ち逃げではないのか。

  チェスが目的ではなく、人類に貢献するのが我々の目的だという。その割りに卑怯なまでに勝つことに腐心していたと思う。チェスよりもっと場合の数が多い、将棋や囲碁になぜチャレンジしないのか?

3つ目の内容は将棋の雑誌などで知っていましたが、今回改めて「人間と機械」を読むにつけ、そのずるさに内心怒ってしまいました。

対戦前に人間対コンピュータの対戦のルールを決めておけばよかったと思います。

A.指し手の決定はコンピュータだけが行うものとする。人間の意志が介入できないようにしておく。
B.コンピュータが指し手を決定したことを証明するログなどは、要求があれば直ちに提示できるようにする。

などのルールです。

この本の著者はある人の言葉を引用しています、「ディープブルー陣営は心理戦でカスパロフに勝った」と。おいおい、人間みたいなことを言うなよ!これではコンピュータソフトの勝利とは言えないのではないのか。

チェスは西洋ではスポーツ扱い。フェアプレイで戦うのが当然ではないでしょうか。ディープブルーはそんなにまでして勝ちたいのかという感じです。数学者の藤原正彦さんは、イギリス人はフェアであることが絶対だと言われています。「あなたはフェアではない」と言われたイギリス人は血相を変えるだろうと。ディープブルーにはイギリス人になったつもりでこう言いたい「あなた方はフェアではない!」と。

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